北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、57

躾 (しつけ) 、、、、、、

10歳まで居た 夕張では 父親も母親も 普通に 優しくて 5人兄弟の一番下 の末っ子 でしたから 甘えん坊で なんの屈託(くったく)もない 素直な 子供でした

ところが 連れてこられた 仁仁志別 では いきなり 

柘植家の長男です!

しっかりしなさい!

立派になりなさい! 

生みの親より育ての親です

柘植広を敬いなさい!、、、

と 躾 が 始まったのです、、、、、、

そうして 毎朝 起きると 正座をして

おはようございます と挨拶をさせられたのです その結果が

なんの返事も返す言葉も無く 

ただ 、、、、、、、、、、、、

コレは 辛かった です、、、、、、 涙

さらに 朝の食事の時 

おばあちゃんから 箸の持ち方 上げ下げ の一つ一つ 注意されました

先ず 味噌汁を両手に持って ひとくち

飲んでから 食事を始める事 

ご飯茶碗を 常に左手で 持っておかずをこぼさないように 添える事

おかずが全部食べる事ができない時は最初から手をつけてはいけない

おかずが 多く何品かある時 箸を持ったまま 迷ってはいけない とか

事細かに 注意されました、、、

ああ 夕張に帰りたい、、、、、、

と心の中で 何度も 思いました

口に出して 夕張に帰りたい なんて言ったら 大変です!

信義! そこに座りなさい!

と言って 1時間以上 延々と 

昔から言います 生みの親より育ての親、、、  育ての親の 恩を忘れてはいけません と説教をされますから、、、

と このように おばあちゃんの

躾 が 始まったのです 、、、

続く、、、