北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別

複式学級』 

涙で枕を濡らした日から、4, 5日が経ち春休みも終わり 小学5年生としての新学期が始まりました。
   
仁仁志別小学校5年生です。
同級生は男子6人、女子8人のあわせて15人が全員です。小学1年から6年まで、全部で60人しかいませんでした。 よくTVのニュースで観た、「山の分校」そのものでした。
小1から小3の3学年が一クラス。 小4から小6の3学年が一クラス。先生は校長を除いて、3人だけ。 ビックリしました。
夕張では、1学年8クラスあって、1クラスに50人くらい居ました。
その落差の何と大きいことか! 

それでも新学期というのは楽しく希望に満ちたものでした。
夕張の時は、旭町の自宅から学校まで、徒歩15分くらい。最初に 竹内すみちゃんを迎えに行って、その次に 轡田やえちゃん、そして富樫君、次に学校のそばの石井君の 5人グループで、学校に通っていました。 そういうシステムだったんですね。
   
(余談ですが、竹内すみちゃんは、大宮の大地主と結婚して 今や大金持ちです…)

それに引き換え、仁仁志別小学校は 柘植家のドアを開けたら、すぐ学校の廊下です。家から教室まで5秒です。
信じられますか? 
学校が家で、家が学校です。

大変なところに来てしまったなあ……。

                                     (続く)

 

 

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