北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、 56

 

 

 小学校4年生の春休みに 旅行に連れて行ってやると言って 騙されて 連れてこられた 仁仁志別、、、、、、

そして 今日から お前は うちの子になるんだ と言ったきり 4年間 一言も口をきかなかった 義理の父 柘植広、、、

教育係の 阿部トミ 母親の 母 、、、

何処かの農家から 養女に貰った 義理の姉 安子 、、、

この 3人との共同生が 始まりました

朝 起きると 先ず 正座をして 座ってタバコを吸っている 柘植広に 

おはようございます 

と挨拶を させられます

柘植広は じっとして 前を向いたまま

、、、、、、、、、

返事をしません!

なぜなんだろう?

不思議でしようがありませんでした

一緒に暮らした4年間 全く同じ反応でした 、、、、、、

返事もしない人に向かって 毎朝

おはようございます  と挨拶をさせられる 子供ながらの虚無感 計り知れないものが有りました 

追い打ちをかけるように おばあちゃん

生みの親より育ての親!

お前は 柘植家の長男です!

立派になりなさい!

と 何百回も言いました

何か 根本的なところが 欠けています

その柘植広 話が出来ないわけでは無かったのです

学校での 朝礼の挨拶は 先生 生徒の前で 延々と 話をするのですから、、、

子供が可愛くないのか 、、、、、、

後継として 老後の面倒を見てもらう為だけに 養子にしたのか 

謎 でした、、、

続く、、、

 

 

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