北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、 48

 

 

毎日 牛乳、、、搾りたてのもの、、、が 一升瓶にいっぱい 届けられていました

多分 農家の方から 頂いていたのか

買っていたのか 良く分かりませんが

よく有る様な 低温殺菌とか なんちゃら加工 とか言う様なシロモノでは無くて ストレートに牛の お乳 デス

非常に濃厚で ソレを毎朝食事の時に

飲まされていたのですが 少し時間が経って冷めると 表面に 結構厚めの膜が出来ます。

ソレが嫌で あまり好きでは無かったのですが おばあちゃんから 必ず 飲む様に 何時も言われていました

あの時代の人は 牛乳が 身体に良いと信じていたのでしょう

本当のことは よく分かりません、、、

牛の乳を直接 2年間毎日飲んだ 経験も珍しいですね、、、

開拓部落では 牛や馬 はとても大切に飼育されます 大いなる労働力ですから

未開拓の土地を 切り開いたり 畑にする時など 大活躍します!

そんな馬や牛の お世話は 子供達の仕事です

同級生達は 毎日 馬に接していて とてもよく 馬の事を知っていました

有る冬の日 雪が1メートルくらい積もっていた時に 同級生のお家に はるばる訪ねて行った事が有りました

どんな理由で 行ったのか忘れてしまいましたが、、、

彼が 馬に乗せてくれると言うので 

裸馬に 乗りました

意外と馬の背中は高くて 地面が遠くに感じられました

手綱もなく 掴むところも有りません

初めはユックリ 歩いていたので トントンという感じで 馬の背中で上下に揺られていました

すると 馬は急に速度を早めて 軽く走り始めました 

ボクは驚いて 必死になり馬の首の辺りにある 毛を掴みました

その馬は 10メートルくらい真っ直ぐ走っていたのですが急に左に曲がったのです

ボクはその勢いで 雪の中に振り落とされてしまいました!

同級生の彼は 笑いながら近づいてきて

面白いっしょ と言って 喜んでいるのです 

どうやら そんな事は日常的な事の様でした

幸い 雪の深さがあったので ボクも 全然平気だったのですが

馬も よく見るようなサラブレッドでは有りませんし 農耕馬です

ズングリムックリしています

乗馬専用の馬でもないし、、、

知らない子供が 背中に乗るのが 嫌だったのかもしれません

その馬に ちゃんと 挨拶をして

乗せてもらうべきでした

お馬さん その節は 失礼致しましたね

ごめんなさい、、、、、、

続く、、、

 

 

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