ピンクボンゴ、、、 11

 

 

真澄ちゃんと 2人で ココボンゴの控え室に戻ると 大路さんは 一人で 納豆 を食べていました。

お帰り!、、、、、、

ただいま!、、、、、、

機嫌は 治っていたようで、

僕が 説明 言い訳 しなくても 分かっていたようでした。

真澄ちゃんがいる事だし 大路さんだけに 気を使う訳にはいかない、あの場面では 残る方を選択した、、、 と言う事を、、、、、、

この頃は、仕事を始めて 2、3ヶ月過ぎて居たとおもうのですが、大路さんの事が 少しは分かっていて 大好きになっていました。

そんなある日のココボンゴの休憩時間、

唐突に 大路さんが ボクと クリスに向かって

ミヤザキさんに あだ名 をつけよう会議!

を提案しました。

クリスは 全然興味無さそうにしていて、

ボクも 過去に 外人でも無いのに 外国人の名前で 叫ばれることが 地方のライブ会場で

たびたび 有った事もあり  又 その話だなぁ

と思って 下を向いて 考えているフリ をしていると 

間髪入れずと言う感じで 嬉しそうに

カポネ はどうかな?

ミヤザキ カポネ ノブヨシ!、、、、、、

と言いました。

初めから 大路さんの中では そう思っていたようでした。

ボクは何時も ダブルのスーツで ネクタイをして 仕事していましたから 

それに ココボンゴでは 真っ黒い サングラス!、、、

ミヤザキさんは  カポネだ!

アル カポネだ!

と いつの頃からか 大路さんは決めていたようでした。

さっきも言ったように 以前 水森亜土さんから

宮ちゃんは ジャンゴ ラインハルト に似ているから  (私が言った訳では有りませんよ!ジャンゴのファンの方達 怒らないでね)

ミヤハルト って 名乗れば良いよ!

って 言ってくれました。

亜土さんとのお仕事の時は タキシード姿が多かったせいもあるかも知れませんが、、、

その時も 丁重に お断りしました!

そんなことも 過去にあってそのような

外国人風な 名前を付け加える事は、ボクは

キライ!  でした。

しかし! 今回は あの 大好きな大路さんが

言っているのです!

ボクは 直ぐ 受け入れていました。

大路さん! その名前 良いですね、

ありがとう!

了解しました!、、、、、、

大路さんは 嬉しそうに 

宮崎カポネ信義!  宮崎カポネ信義!

と二度言いました。

ボクも 心の中で 宮崎 カポネ 信義 と言いました。

その日から ボクは 宮崎カポネ信義 と言う名前を 大事にしているのです。、、、、、、

続く、、、、、、

 

 

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